イノベーション・ジャパン2021~大学見本市 >> 特集:JSTの復興支援事業

JST復興支援事業とは

台風、豪雨災害等が頻発する近年、災害後の復旧・復興の対策がこれからの日本の喫緊の課題となっています。
科学技術振興機構(JST)では、甚大な被害を被った被災地の復興を科学技術で促進するための支援活動を続け、また、防災・減災の技術開発支援を行っています。

東日本大震災の復興プログラム実施などを通じて、JSTが蓄積してきた知見、人的ネットワーク、産学連携のノウハウを生かし、被災前の状態への復旧にとどまらず、新たなイノベーションの創出を図り、被災地の復興促進に貢献することを目指す「創造的復興」の支援を行います。

復興支援事業から生まれた研究開発成果

2011年3月 東日本大震災

2012年4月から2016年3月まで、JSTは盛岡・仙台・郡山に「復興促進センター」を開設しました。一般社団法人東北経済連合会を始めとする産業・経済団体や自治体等と連携のもと、全国の大学等の技術シーズを被災地企業において実用化し、『科学技術イノベーションによる東日本大震災からの早期復興』を掲げ、多数の支援を行いました。

「復興促進センター」実績 2016年1月時点

  • 被災地企業から相談を受けた件数:累計 1,141件
  • 採択課題数:累計 288件
  • 研究開発費投入額:累計 64億円
  • 被災地域で新規雇用を創出: 被災地域全体で雇用が増加 308名(102社)
復興促進センターの詳細はこちらから

2021年現在も、東北を拠点とするJSTのマッチングプランナーが継続的な支援活動を行っています。イノベーション・ジャパン2021では東日本大震災復興支援の成果として製品化したものを、研究企業の協力を得てご紹介します

2017年4月 熊本地震

平成29年4月の熊本地震発生直後、JSTが東日本大震災等災害支援でこれまで蓄積してきた知見、人的ネットワーク、産学連携ノウハウを復興支援に生かすべく、 6月~7月にかけ「熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)」を実施しました。震災前の状態への復旧にとどまらず、新たなイノベーションの創出を図り、被災地の復興促進に貢献することを目的に、27課題を採択しました。
平成29年度「熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)」の詳細はこちらから

今年6月に天守閣が特別公開された熊本城においても、復興支援を行っています。

2018年7月 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)

西日本豪雨発生時には、迅速に当月7月中に公示を行い、8月には西日本豪雨復興支援(A-STEP機能検証フェーズタイプ)募集を行いました。
従来の観点でに加え、本研究開発や調査研究の実施により、西日本豪雨からの復興 または 今後の防災・減災に資することが期待されるかという観点 「西日本豪雨からの復興への寄与」を重点に、21課題を採択しました。
平成30年度「西日本豪雨復興支援(A-STEP機能検証フェーズタイプ)」の詳細はこちらから

イノベーション・ジャパン2021では、北海道で研究開発されていた雪かきの負担を軽減するシャベルが、重機の入れない最前線で土砂等を運び出す際の最前線にいる作業者の負担を軽減するシャベルとして完成した「Z型ショベルパンチャー角」をご紹介します。