「持続的共進化地域創成拠点」は、クリーンエネルギーを最大限に活用することで地球環境への負荷を極限まで低減しながら、同時に地域経済活性化と雇用創出、移動制約者への移動手段の提供により、あんしん・あんぜんで活力ある持続的地域創成を行うことを目指しています。

当拠点では、九州大学/東京大学/横浜国立大学を中心に参画企業/地方自治体とスクラムを組み、エネルギー/モビリティ/情報科学/産業数学といった異分野技術の共進化を積極的に仕掛けていくことで、地域社会課題を解決します。

エネルギー

持続的共進化地域の概念に基づき、「真のエネルギー地産地消」を実現します。すなわち、地域の再生可能エネルギー導入に伴う周波数変動やインバランス発生を、水素エネルギー技術をはじめとする革新技術によって補償することにより系統安定化に貢献します。そして、エネルギーの脱炭素化と地域経済の活性化を両立する未来社会のシステムを構想し、技術・産業・社会のパラダイムシフトを先導します。具体的には、九州大学において水素インフラ、高効率発電システム、ゼロエミッションモビリティの革新技術創出と社会実装を、また、東大サテライトにおいては、エネルギー・ICT関連技術革新と社会経済制度の革新の統合により、民生部門の省エネ、低炭素化を抜本的に進めます。

en① エネルギー脱炭素化施策の設計と実装
en①-d エネルギーシステムのコストエンジニアリング
en② エネルギーインフラの最適配置
en③ エネルギー変換の革新的高効率化と脱炭素化への展開(定置用燃料電池)
モビリティ

モビリティ

SDGsの観点で「自家用車に頼らずとも、誰もが無理なく移動し続けられる都市の実現」を目指します。人口減少、高齢化かつ環境重視の社会を活き活きと持続させることを目的に、費用効果的で環境負荷が小さく、すべての人々が無理なく利用できる モビリティシステムの研究開発を行っています。自家用車に代わり得る移動手段の選択肢を提供する「協働・共有型モビリティ」、情報提供による人々のかしこい移動手段の選択を支援する「MaaS対応型マルチモーダル情報提供」、移動の基盤となる道路インフラの機能保持に資する「道路維持管理支援システム」からなる包括的な取り組みが特徴です。

mo① 協働・共有型モビリティシステムの開発
mo② Universal MaaS ~産学官によるインクルーシブな移動支援~
mo③ 道路維持管理支援システム
モビリティ
情報科学
情報科学

情報科学

高齢者や移動制約者など多様な人々が楽しく安心して暮らせる社会環境の実現を目指し、バス停や駅といった交通結節点において安心・安全を提供するとともに、外出を促し街の賑わいを創出する情報システムの研究開発を行っています。この研究開発では、自治体や交通事業者と連携した公共空間でのセンシングを軸としながら、モビリティ、エネルギー、産業数学との共進化も促進し、機械学習を利用した異常検知、深層学習による画像データの解析などの研究を推進します。

ict① 都市空間における見守りサービスの構築と実証 ~with コロナでの交通結節点における安心安全の提供~
ict② ICT等を活用したまちの賑わい創出 ~with コロナにおける密を加味した賑わい計測と回遊~
産業数学

産業数学

計測や通信技術の進歩によって日々収集される多様かつ大量のデータを高速に解析し高精度な予測を行うことは、持続的で活力ある地域社会を実現するために極めて重要です。産業数学では、現代数学のノウハウを取り入れたデータの利活用技術を開発して、エネルギー/モビリティ/情報科学の研究開発・社会実装を支えます。ビッグデータを扱う統計学と機械学習の組み合わせによる電力需要量・発電量予測や大規模アンケート調査解析に基づく暮らしやすいまちづくり支援、また、住民に適切な行動変容を起こさせるため、トポロジーを応用した人流モデリングによるまちの賑わい創出支援等を行っています。

mi①-a 高次元電力データの統計解析~電力需要量予測ソフトの開発~
mi①-c 大規模アンケートデータの統計解析
産業数学